予備知識なしに読むことのできる、はじめての日本書紀、第4巻目です。
日本書紀とは、当時の日本が大唐帝国に、対等に付き合うべき国だと認めてもらうために、歴史を書き連ねた正史です。
第4巻では、いよいよ飛鳥時代に突入です。
詳細に描かれる蘇我馬子、聖徳太子の生涯。
仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立。日本初の女性天皇・推古天皇。遣隋使・小野妹子。
なじみの深い時代をさらにわかりやすく読み解きます。
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商品詳細
監修:村田右富実(関西大学教授)
文:村上ナッツ、マンガ:つだゆみ
サイズ:四六判並製
頁数:362P
発刊日:2021/8/2
ISBN:978-4-908443-35-0
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目次
・はじめに
・当時の日本と大陸
●第一章 仏教公伝。任那の官家滅亡
・この章の流れ
・天皇の系図
・主な登場人物
【第二十九代欽明天皇=ヒロニワ物語】
・ハダノオオツチの夢
・欽明天皇の即位
・大伴カナムラ大連の失脚
・五人の妃
・百済の聖明王、任那復興の協議をする
・聖明王、日本府が新羅に通じたと抗議
・欽明天皇、百済に任那復建を促す
・聖明王の長い抗議文
・聖明王の三つの策。高句麗の大乱
・百済、日本に救援を要請
・仏教公伝
・聖明王の死と威徳王の即位
・新羅が任那を滅ぼす
・百済との連携を知られ、新羅に破れる
・高句麗の使者の漂着と献上品
・欽明天皇亡くなる
・右富実先生のもっとわかる日本書紀①「欽明天皇陵」
●第二章 仏教をめぐる物部氏と蘇我氏の対立
・この章の流れ
・天皇の系図
・主な登場人物
【第三十代敏達天皇=フトタマシキ物語】
・敏達天皇の即位。カラス羽の謎
・送使ナニワ直の荒唐無稽な言い訳
・敏達天皇の皇妃。新羅、百済との外交
・ニチラ暗殺
・蘇我ウマコ大臣の崇仏
・物部モリヤ大連の排仏
【第三十一代用明天皇=タチバナノトヨヒ物語】
・用明天皇の即位。忠臣サカウの死
・用明天皇の崇仏
【第三十二代崇峻天皇=ハツセベ物語】
・アナホベ皇子の死
・物部モリヤ大連の敗北
・従者ヨロズの奮戦。崇峻天皇の即位
・法興寺の建立。任那再建のため、筑紫に出陣
・蘇我ウマコ大臣の天皇暗殺
・右富実先生のもっとわかる日本書紀②「丁未の役―物部氏の滅亡―」
●第三章 推古天皇の即位。聖徳太子、摂政になる。
・この章の流れ
・天皇の系図
・主な登場人物
【第三十三代推古天皇=カシキヤヒメ物語】
・日本初の女帝の誕生
・聖徳太子、摂政になる。仏教の広がり
・新羅に出兵
・冠位十二階
・憲法十七条
・名工・鞍作トリ
・遣隋使・小野イモコ臣
・菟田野の薬猟
・太子と飢えた人
・聖徳太子の死
・新羅征討を再開
・寺院、僧尼を統制
・蘇我ウマコ大臣の要請、却下される
・蘇我ウマコ大臣の死
・推古天皇亡くなる
・右富実先生のもっとわかる日本書紀③「近現代へ」
・おわりに
・天皇の系図
・わかる日本書紀④ゆかりマップ
・本書に登場する主な陵墓
・『日本書紀』年表
・天皇家と蘇我家の関係
・歴代の大連・大臣一覧
・歴代の天皇・皇帝一覧
・百済と新羅の官位
・表記について・主要参考文献