
2012年、社員数3人ではじめた会社が、2018年6月現在、月販6億に。
テレビや雑誌、新聞での紹介が絶えない「移動スーパーとくし丸」ビジネスのすべて。
お買い物難民を助けたい、おばあちゃんが集まることのできる場所を作りたい!! 実際に自分たちで町を歩き、一軒一軒のお宅を訪ねてニーズを掘り起こし、試行錯誤を重ねてその仕組み作り上げていく様子は、あまりにも地味で、地道な日常。 現場で販売するパートナーの提案を飲み込むうちに進化し、商品数が飛躍的に増えていく軽トラックとくし丸。
組むのは、地域に根差してがんばる全国各地の地元スーパー。そのスーパーと定額で低額な契約を結んで、地域のインフラを守る。
7年前徳島で始めてから、ほぼ全県でとくし丸が稼働するところまで突き進んでいった奇跡の軌跡。 マスコミの力で、とくし丸のリアルを伝えてもらって前進していく様子も描いています。 AIの対極にある肉体派のザッソーベンチャー、読めば読むほど、新たな気づきが生まれます。
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商品詳細
著者:住友 達也
サイズ:四六判並製
頁数:336ページ
発刊日:2024/12
ISBN:978-4-908443-30-5
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目次
まえがき
◆第1章 2012年 第二創業の志
・決 意
・買い物難民を救いたい
・ブランディング
・高齢者に生鮮食品を届ける
・ベタ歩きの需要調査開始
・1000万円を借り入れ
・販売パートナー募集
・いざ、出発!
・焦らず、急がず、諦めず
・雨の日もひたすら歩く
・2台で売上10万円、初突破
・適正搭載アイテムを考える
・とくし丸の付加価値
・チェルノブイリへ
・増える買い物難民
・新エリアへ
・半期決算は赤字
・お客様満足度を上げる
・大切なのは人材
・「売る」以外の役割も
◆第2章 2013年 在野の雑草
・拠点スーパーの変更
・補助金の功罪
・おばあちゃんのコンシェルジュ
・赤字解消か
・徒歩圏マーケット
・顧客の創造
・先人たちの成功を力に
・持続可能な経済活動
・お客さんに、救われる
・レジシステムの改善
・過去最高売上を記録
・母からのダメ出し
◆第3章 2014年 芽吹き
・とくし丸、県外へ
・喜ばれる喜び
・ついに成長期へ
・開業ラッシュ
・高齢者の見守り役として
・東京進出
・目指すのは10円×1万人
・県内の過半数が売上10万円超え達成
・問い合わせの増加
・前のめりから、後ろのめりへ
・加速度がついたとくし丸
・見過ごせない原発問題
◆第4章 2015年 石の上にも3年
・慎重に、丁寧に「罪」を最小限に
・とくし丸の強み
・業界の素人のままで
・今年中に100台なるか
・地域のことは、地域で解決する
・ギアチェンジ!
・初の全国ミーティング
・「あなたから買いたかった」
◆第5章 2016年以降 移動スーパー元年
・月販1億7000万円超え!
・交渉、講演、面談……
・変 化
・大阪、北海道、栃木へと展開は続く
・200台超えまで少し
・大手の参入
・時代の波を味方に
・サンプリング調査の実施
・ヤメル歳宣言、撤回
・双方向メディアとしての存在に
あとがき
とくし丸・資料