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シリーズ第5巻目は推古天皇の後継者選びから始まります。嘘と真実が飛び交い、混乱する宮中。
舒明天皇の崩御後、天皇家と蘇我氏の権力争いは熾烈を極め、そのさなかに聖徳太子の系列は滅亡。勢いにのる蘇我氏に対し、中大兄皇子と中臣鎌足は蘇我入鹿殺害を計画、実行。こうして蘇我本宗家は終焉を迎えます。
孝徳天皇の御代では、改新の詔(大化の改新)が発せられ、税制や地方制度が整えられていく事になります。
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商品詳細
監修:村田右富実(関西大学教授)
文:村上ナッツ、マンガ:つだゆみ
サイズ:四六判並製
頁数:256P
発刊日:2025/7
ISBN:978-4-908443-36-7
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目次
はじめに
当時の日本と大陸
天皇の系図 ~第二十九代から第三十六代まで
第一章 ヤマシロノオオエ王の訴え。舒明天皇の即位
第三十四代 舒明天皇=ヒロヌカ物語
1.先帝・推古天皇の遺言の謎
2.ヤマシロノオオエ王のエミシ大臣への訴え
3.ヤマシロノオオエ王派マリセ臣の最期
4.タムラ皇子、即位して舒明天皇に
5.天変地異、続く。舒明天皇亡くなる
右富実先生のもっとわかる日本書紀(1) 百済大寺
第二章 蘇我本宗家の専横と滅亡
第三十五代 皇極天皇=ヒタラシヒメ物語
1.皇后、即位して皇極天皇となる
2.百済、高句麗の政変
3.雨乞い
4.天変地異、再び
5.蘇我氏の専横
6.イルカ臣、ヤマシロノオオエ王を襲撃
7.カマタリ連とナカノオオエ皇子、急接近
8.予兆と童謡
9.秦カワカツ造、民を惑わす信仰を打破
10. エミシ大臣、イルカ臣の栄華と滅亡の予兆
11.乙巳の変。蘇我本宗家の滅亡
右富実先生のもっとわかる日本書紀(2) 乙巳の変と大化改新
第三章 改新の詔。ナカノオオエ皇子、実権を掌握
第三十六代 孝徳天皇=トヨヒ物語
1.皇位の譲り合い
2.新政権の誓い。元号の始まり
3.東国に国司を任命
4.鐘匱の制。男女の法。僧尼の統制
5.フルヒトノオオエ皇子の謀反。難波に遷都
6.改新の詔
7.鐘匱の制による訴えを採用
8.東国の国司を評価する
9.新しい葬儀の精度作り。俗習の廃止
10. 品部の廃止
11. 新しい官位精度
12. イシカワマロ右大臣の死
13. 白雉に改元。難波宮に遷る
14. ナカノオオエ皇子、飛鳥に遷る。孝徳天皇亡くなる
右富実先生のもっとわかる日本書紀(3) 造媛挽歌
おわりに
わかる日本書紀5 ゆかりマップ 近畿地方
『日本書紀』年表
歴代の天皇・皇帝一覧
表記について・主要参考文献